新感覚重力アクション『グラビティデイズ』の感想!
目次 ・<ゲーム性> ・<ストーリー性> ・<操作性> ・<グラフィック> ・<操作性> ・<やりこみ性> 総合評価 |
先日、『グラビティデイズ 重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』のPS4版をクリア致しました!このゲームが発売されてから随分日にちが経っています。元々、このゲームが気になっていたのですが、時間が取れず長いことプレイ出来ずにいました。「実況動画をやる!」と決め「どうせやるなら、やりたかったグラビティデイズにしよう!」と思い実況動画も撮り終わりました。
ぜひ見てやってください!(拙い部分が多くてすみません...)
さて、それではグラビティデイズについて感想をまとめていきます!感想は、ゲーム性、ストーリー性、操作性、グラフィック、やりこみ性の評価観点からレビューしていきたいと思います。
(ややネタバレも含んでいるので注意してください!)
<ゲーム性>新感覚の重力アクションが素晴らしい!
唯一無二の重力アクション!
空に落ちる...どこか魅力的でしょう?プレイヤーは重力を操ることができ、街中を、ダンジョンを、大空を飛び回ることができます。ここだ!と思ったところが地面となり、空へ落っこちるということもあります。
グラビティデイズは、今までにない重力アクションが売りです。プレイしてみて、”自由”という言葉がしっくりくるように感じました。面白かったのが、普通のゲームなら「落っこちないように回り道して進もう」などが当たり前ですがグラビティデイズでは「ここをわざと落っこちて、重力操作でそっちを地面にして...」と躊躇なく飛び降りることができるのです。
アクションゲームの王道、格闘攻撃と必殺技
主人公キトゥンは、地上ではキックの連続攻撃を繰り出し、重力操作で浮遊している時には重力キックが可能です。また、必殺技が何種類か用意されており、強力な攻撃で敵を倒すことが出来ます。
アクションゲームではありがちな、王道的な戦闘要素ですね。重力中の攻撃や必殺技はやや特徴的と言ったところでしょうか。個人的には、”重力アクション”が売りであり、特徴的なポイントなので、格闘攻撃や必殺技が王道的なのは”重力アクション”を引き立たせるためにもいいのかなと思いました。何よりプレイしやすく、アクションゲームが苦手な人でも簡単にプレイできることが嬉しいですね。
「重力を扱えるだけでなく、魔法も使えるの!?目からビーム出せるの!?」など余計なことがない、重力アクションだけを引き立てているというのが良いと感じました。
ゲーム性:★★★★★
<ストーリー性>謎多き重力姫とユニークな登場人物たち
ユニークな登場人物たち!
記憶を失くした重力姫キトゥンの物語には、多くのユニークなキャラたちが登場します。重力を操る能力を持つ猫ダスティ、同じく重力を操るクロウ、神様を自称するゲイド、トラブルメーカー警務官シドー...etc
キトゥンとユニークなキャラたちとのやり取りも魅力の1つです。日常のほのぼのしたやり取りから、緊迫したやり取りなど、キャラクターたちの豊かな表情・感情がしっかりと表現されているのがいいですね。
個人的にはキトゥンがめちゃくちゃ好みなので最高です!(欲を言えば、碧眼だったら良かった。赤眼も素敵だけどね!)
ヘキサヴィルで活躍するキトゥンを描く
ストーリーとしては、キトゥンがヘキサヴィルの街に起こる様々な問題を解決したり、怪物ネヴィを退治したりなどします。大きな問題に首を突っ込んでしまい、街の核心に迫ることも...といったストーリーです。
キトゥンの成長やキャラたちの繋がりや、ヘキサヴィルとキトゥンの関わりについてはよく描かれていると思います。ただ、謎が多く残されており、消化不良であるという印象が強いです。例えば、キトゥンの記憶、ダスティという謎の生き物、クロウのその後などです。 続編が発売されるので、このような終わり方もありだとは思います。しかし、回収しきれていない伏線が多すぎて、物語の核心は続編に全て託している感じがしました。
ゲームとしては1できちんと物語を終わらせてから、続編で「こんな伏線がありました!こんな設定がありました!」と1の話を膨らませつつも、新しい物語を紡ぐのが良いと個人的には思っています。グラビティデイズでは、1の話がどこかスッキリしない感じが残ってしまっているのが残念です。1の話の着地点がない...まさに無重力状態のままのような...
ストーリー性:★★★☆☆
<操作性>簡単な基礎操作と癖のある重力操作
地上での基本的な操作は、移動やジャンプ、格闘攻撃などの操作が可能です。複雑なコマンドもなく、誰でも簡単に操作できます。
重力の操作では、キトゥンがふわふわと浮いているので慣れるまでやや難しいです。空中の敵を倒そうとしても、空振りしてしまうことが多々ありました。また、壁に張り付いたりもするので「あれ、どこが本来の地面だっけ」と迷うこともあります。人によっては3D酔いする方もいらっしゃるかもしれません。
操作性:★★★★☆
<グラフィック>街ごとに違う美しさを持つビジュアル
それぞれの街が持つ雰囲気と美しさ
グラビティデイズのグラフィックは、全体的に独特性のある美しさを持っています。特に街のビジュアルが素敵でした。グラフィックによって、街が持つそれぞれの雰囲気が画面越しのこちらにまで伝わってくるように感じました。グラビティデイズの世界にのめり込むのを助長するようなグラフィックでした。PS4版をプレイしたということもあり、PSVita版よりも綺麗に感じられたと思います。
ダンジョンのグラフィックも良し!
ダンジョンのグラフィックも良く、謎めいたダンジョンや1歩を踏み出すのに勇気を要するような危険なダンジョン、怪しげな雰囲気なダンジョンなどがありました。グラフィックは、やはりそれらをより深く味わうために繊細に描かれたいたように感じます。中でも、シアネアの夢を冒険する話では、真っ白な世界でキトゥンが彷徨い「なんか神秘的というか不思議というか違和感を感じるような…」と繊細で感慨深かったです。これも、美しい真っ白なグラフィックが生み出したものだと感じました。
グラフィック:★★★★★
<やりこみ性>豊富なサイドミッション、チャレンジミッションが楽しめる!
メインストーリーに加えイベントストーリーも!
本編とは別に用意されたミッションをプレイすれば、キャラたちの魅力をより味わえます。ミッションをクリアすることで、キトゥンのコスチュームが貰えたりもするので、そこもやりこみ要素になっています。やればやるほど、グラビティデイズにハマっていくわけです!
戦うだけでない数々のミッション
ミッションの中には、ただネビィを倒すだけでなく重力スライドでレースをしたり、重力スローで物をターゲットに向かって投げたりなど、色々な遊びを楽しむことができます。本編に疲れてしまった時のちょうどいい息抜きにもなります。もちろん、クリア後のお楽しみとして楽しむことができます。
やりこみ性:★★★★☆
グラビティデイズの総合評価
ゲーム性:★★★★★
ストーリー性:★★★☆☆
操作性:★★★★☆
グラフィック:★★★★★
やりこみ性:★★★★☆
総合評価:★★★★☆
一言で言うと、新感覚アクションで万人受けする作品です。重力アクションと言う今までにないゲーム性を味わうことができ、グラフィックも良く、ゲームとしてよく仕上がっていると感じました。ただ、ストーリーが中途半端に終わり、また壮大なストーリーだったかと言われるとそうでもないように思いました。まぁ、そこは続編が2017年1月19日に発売予定なので、そちらに期待です!
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